こんにちは。
タイトルの通り、僕は1年前体重が約140kgありました。身長は184cmなので、BMIにすると41.4。余裕で肥満4度です。
| BMI | 判定 |
| 18.5未満 | 低体重(痩せ型) |
| 18.5〜25未満 | 普通体重 |
| 25〜30未満 | 肥満(1度) |
| 30〜35未満 | 肥満(2度) |
| 35〜40未満 | 肥満(3度) |
| 40以上 | 肥満(4度)←ココ |
↑日本肥満学会の判定基準
ちなみにBMI25までが普通体型ですので、僕の身長だと85kgまでが標準ということになります。140kgということは標準+55kgの状態ということ。
何も一朝一夕でこの体型になったわけではありません(それはそう)。
今から約10年前、大学に入学した頃は78kgでザ・標準体型だったわけですよ。背も高いですからスーツ着ると「似合うね〜」と良く言われたものです。
それがいつの間にか140kg。毎年のように増える体重に合わせ、毎年のようにスーツも大きくなっていきました笑。
僕は何度もダイエットをやってきました。それはつまり何度も失敗してきたということです。大体は糖質制限と週2くらいのジム通い。急激な成果を求めるので大体無理な食事制限をして、1,2ヶ月で10kg単位の減量をするんですが、やはりそれを維持できるわけもなく毎回すぐに戻って、戻るだけならまだいいものを、さらに元の体重を超えてリバウンドしていく。
最初のうちは100kgを超えずにしばらく粘っていましたが、こうやって急激なダイエット→リバウンドを繰り返すうちに、どんどん限界突破をして気づけば140kgにまでなりました。
140kgにもなると、ちょっとやそっとのダイエットではもう焼け石に水なんですよね。かなり気合い入れて10kg痩せても、まだ130kg。先は長すぎる。結局息切れしてまた元通り。RIZAPに通ったりもしましたがそれなりの金額するわけなので、永遠に通うことは当然できず結局リバウンド。
そんな時に出会ったのが、医療ダイエットという選択肢。
やっぱり最初はちょっと警戒するじゃないですか。人のコンプレックスにつけ込んだ誇大広告は有象無象キリがないですよね。
「薬で痩せるなんて、そんな甘い話があるかよ」と最初は思っていました。肥満を舐めるな、と笑。
しかし知り合いの医者がリベルサスというGLP-1薬を飲んでいたらしく、確かにみるみる痩せていきました。
医者が勧めるってことはさすがに良いってこと!?と思い、手を出してみることにしました。
ということで、今ではいろんな種類がある医療ダイエットですが、僕は結構いろんなものを試してきたので、この記事では実際の利用体験談をガチレビューしていきたいと思います。
僕が実際に試したのは、
- リベルサス(GLP-1)
- ウゴービ(GLP-1)
- ゼップバウンド(GLP-1、ただし今まさに処方されたばかりなので、使用感はまだあまりわからない)
- アライ(内臓脂肪減少薬)
- フォシーガ(SGLT2阻害薬)
の5つです。改めてみてみると色々やったな、、
GLP-1の有名どころでいうと、マンジャロとかオゼンピックもよく聞くかと思います。これらは直接試したことはないですが、ウゴービ・ゼップバウンドと成分はほぼ同じなので、マンジャロやオゼンピックの情報を知りたい方にも有益な記事かと思います。違いもあとで説明します。
ということで、僕が実際に使った時系列に沿って、紹介していきたいと思います。
リベルサス:飲むGLP-1薬

リベルサスは、ノボ ノルディスク ファーマが製造・販売するGLP-1受容体作動薬で、有効成分はセマグルチドです。
2020年に日本で2型糖尿病の治療薬として承認された、世界初の「飲めるGLP-1薬」として知られています。
作用のしくみとしては、体内に本来存在するGLP-1ホルモンと同様の働きをすることで、膵臓からのインスリン分泌を促して血糖値を下げるとともに、脳の視床下部にある食欲中枢に作用して食欲を抑制し、胃の排出をゆるやかにして満腹感を持続させます。
リベルサス・マンジャロ・オゼンピックについてはどれも糖尿病治療薬として承認・提供されている薬なので、ダイエット目的で使う場合には自由診療として処方されることになります。なので費用は10割負担です。
自由診療のGLP-1の中で、リベルサスは錠剤タイプ、マンジャロとオゼンピックは注射タイプ、という点をまず認識ください。
服用方法は1日1回、起床後すぐに空腹の状態で服用します。
食事の影響を受けやすい薬のため、服用後30分は飲食を控える必要があります。用量は最初の4週間は3mgから始め、その後7mg、必要に応じて14mgへと段階的に増量していきます。
リベルサスの厄介な点は、飲み方に制約が多いという点です。
毎日「起床後すぐ」「コップ半分程度の少量の水で飲む」「服用後30分は飲食禁止」という3点を守らないと効果が発揮されないそうです。
最初は量の少ない3mgからだった、ということと、この毎日指定の方法で飲む、ということが上手く続けられず、私の場合はほとんど効果を感じることができませんでした。
ただ、私ほどズボラじゃない方からすると効果は十分出てくるようです。1ヶ月3mgを飲んで問題なければ、次は7mgを処方してもらえますが、このくらいから効果を感じる方が多いようです。
私の知人も7mgくらいから食欲の低下を感じたと言っていました。昼食で小鉢が出てくると(いらないな、、と)イラッとすると言っていました笑。
主な副作用としては、悪心(吐き気)・下痢・便秘・腹痛などの消化器系症状があり、特に増量直後に起こりやすいとされていますが、感じるかどうかにはもちろん個人差があります。私は特に気になりませんでした。
ウゴービ:保険適用のGLP-1薬

ウゴービは、リベルサスと同じノボ ノルディスク ファーマが製造・販売するGLP-1受容体作動薬で、有効成分も同じセマグルチドです。
リベルサスとの大きな違いは大きく2つあり、「飲み薬か注射か」という点と、「何のために承認されているか」という点です。
先ほどのリベルサスは糖尿病治療薬として承認されているためダイエット目的で使う際には自由診療になるという話でした。
しかし、このウゴービは国内で初めて肥満症治療薬として承認された薬です。なのでダイエット目的で保険適用で処方してもらうことができます。
ちなみにオゼンピックと成分は同じで、自由診療版がオゼンピック、保険適用版がウゴービと捉えていただければ問題ありません。オゼンピックの最大投与量が1.0mgなのに対して、ウゴービは2.4mgなので、ウゴービの方が効果が大きいという違いもあります。
ここで、GLP-1の保険適用について説明します。
自由診療と保険適用があるなら、そりゃ安くなる保険適用の方がいいじゃん!と思われるかもしれません。しかし、保険適用で処方してもらうには、厳しい条件と時間がかかる点に注意が必要です。
まず、ウゴービを処方してもらえる条件は以下に当てはまる人です。
A:BMI 35以上(高度肥満。身長170cmの方なら体重約101kg以上)
B:BMI 27以上かつ、以下の肥満関連疾患を2つ以上合併している方
・高血圧 ・2型糖尿病 ・脂質異常症(高コレステロール・高中性脂肪)
・閉塞性睡眠時無呼吸症候群(いびき・無呼吸)
・非アルコール性脂肪肝炎(NASH) 等
BMIが27を超えていても、健康診断の数値が大して悪くない方は処方の対象外となるため、GLP-1ダイエットをしたい場合は自由診療を選ぶことになります。
僕の場合はBMI35を超えていましたし、高血圧に脂質異常症だったので、AもBもクリアしていました笑。(笑えない)
次に、処方してくれる医療機関にも制約があります。近所の内科に行けば処方してもらえるわけではなく、
- 肥満外来・内分泌科を持つ大学病院・基幹病院
- 日本肥満学会認定施設 など
でないとウゴービの保険適用での処方はできません。
これは「ウゴービ 処方 地域名」とかで検索をしてみて、実際に探してみるといいと思います。
大学病院などでは大体が処方可能ですが、いきなり大学病院に行くのもハードルがあるので、近隣に条件に当てはまるクリニックがあればベストです。
私の場合は家からバスで30分くらいのところにあるクリニックに通っています。クリニックではここが最寄でした。
さらに、医療機関を受診して、条件にも当てはまるから即処方、とはなりません。ウゴービが処方されるのは、半年間の食事改善で効果が見られなかった場合のみです。
この半年間は毎月医療機関を受診し、隔月で栄養指導を受ける必要があります。
該当の医療機関が近所にあればいいですが、そこそこ遠いところであればそれなりの負担になる点にも注意が必要ですね。
例えば4月に初めて医療機関を受診し、その時BMIが35を超えていたとしても、半年の間に35を下回ったらウゴービは処方してもらえません(Bの条件にも当てはまっていたら処方されます)。
正直、太っている人が栄養指導ごときで痩せることは考えにくいので、本当にこの手順は必要なのか?とも思えてきますが、逆に気軽に処方してもらえるようだと、軽くダイエットしたい人が医療機関に殺到してしまうので、このくらい制約があった方がよいのかもしれませんね。
条件に当てはまる人が、指定の医療機関に、半年間通って、それでやっと保険適用でウゴービが処方してもらえます。
処方期間は68週間なので、約1年4ヶ月程度です。日本人を含む臨床試験では、68週間で平均13.2%の体重減少が確認されているそうです。
実際に私も2025年の4月から処方してもらったのですが、1年で約30kgのダイエットに成功しました。割合にすると約21%です。
使用方法は週1回の皮下注射で、医師の指導のもと自宅で自己注射が可能です。投与量は2.4mgを最大として段階的に増量していきます。保険適用を受けるには、高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかを有すること、一定のBMI基準を満たすことなどの条件があり、条件を満たさない場合は全額自費となります。副作用は悪心・嘔吐・下痢・便秘などが多く、増量時に起こりやすい傾向があります。

こちらはリベルサスと違い注射の薬なので、毎日ではなく週に1回自分で注射するような形です。注射なので多少の痛みはありますが、まあそこまで気になる痛さではありません。採血みたいに太い針ではないので血も出ませんし、注射のあとそこを押さえておく必要もありません。
朝飲食禁止とかもないので、リベルサスより格段に楽に感じました。
また、こちらも最初は0.25mg、徐々に量が増えて最終的に2.5mgくらいになるんですが、リベルサスと違い、最初から効果を感じました。
「食欲がなくなるの?」とよく聞かれますが、私の場合は食欲がなくなる、というよりかは、「食べ始めるとすぐお腹いっぱいになる」という感じです。
ウゴービを始める前はデフォルトで夜ご飯の時にごはん3.5杯くらい食べていましたが、ウゴービを打ち始めてからは1杯でも右お腹いっぱい、、となるようになりました。いつものノリでおかずもいっぱい用意してたので、すぐにお腹いっぱいで食べられなくなり、とても悲しい気持ちになったのを覚えています。
例えばコンビニでご飯を食べる時は、カップヌードルのBIGサイズと、おにぎり1つと、からあげくん、とかが私の定番メニューでしたが、こんなのウゴービを打った後は食べられるわけありません。
通常サイズのカップラーメンでもちょっと多すぎる、少し残したいかな、、くらいの感じになります。
そりゃ痩せるわけですね。
ただし、筋肉も同時に落ちる点には注意が必要です。
ゼップバウンド:保険適用の最強GLP-1薬

ゼップバウンドは、イーライリリー社が開発・製造する肥満症治療薬で、有効成分はチルゼパチドです。もともとは2型糖尿病の治療薬「マンジャロ」として承認・使用されてきた成分ですが、糖尿病のない肥満患者にも著しい体重減少効果が確認されたことから、肥満症治療薬として新たに承認されました。
日本では2024年12月に製造販売承認を取得し、2025年3月から処方が可能になったばかりの、まだ新しい薬です。
最大の特徴は、従来のGLP-1薬とは異なる「デュアルアゴニスト(二重作用)」という点にあります。チルゼパチドはGLP-1受容体だけでなく、GIP(グルコース依存性インスリントロピックポリペプチド)受容体にも同時に作用する、世界初の薬剤です。GLP-1への作用が脳の食欲中枢に働きかけて食欲を抑制し、胃の動きを緩やかにして満腹感を持続させる一方、GIPへの作用が脂肪組織のエネルギー代謝を改善して脂肪燃焼を促進します。この二重の働きにより、海外の臨床試験(SURMOUNT-1)では72週後に最大20.9%という、GLP-1単剤を上回る体重減少効果が確認されています。
つまり統計上はウゴービよりも高い効果を発揮しているGLP-1薬ということになります。私がウゴービを処方してもらった際はまだゼップバウンドは処方されていなかったのでウゴービにしましたが、今から処方してもらうのであれば基本的にはゼップバウンドを選ぶ方がいいのかなと思います。費用もほぼ変わらず、最大量で診察費5,000円+薬代15,000円くらいです。
ゼップバウンドについてはこれから始めるところなので、またしばらく試したら使用感について記事に書こうと思います。
GLP-1薬をまとめて比較してみると
| リベルサス | ウゴービ | ゼップバウンド | マンジャロ | オゼンピック | |
| 服用方法 | 錠剤 | 注射 | 注射 | 注射 | 注射 |
| 服用頻度 | 毎日 | 週1 | 週1 | 週1 | 週1 |
| 保険or自由 | 自由診療 | 保険適用 | 保険適用 | 自由診療 | 自由診療 |
| 費用 | 7,000〜30,000円程度 | 4,000円〜15,000円程度 | 4,000円〜15,000円程度 | 20,000円〜60,000円程度 | 20,000円〜60,000円程度 |
| 成分 | セマグルチド | セマグルチド | チルゼパチド | チルゼパチド | セマグルチド |
表にまとめてみるとこんな感じになります。
使い分けとしては、
- 注射が嫌 or ライトな値段でスピーディにやりたいならリベルサス
- 中長期的にしっかりダイエットしたいならゼップバウンド
- 高くてもいいのでスピード重視で落としたい or 保険適用の条件適用外ならマンジャロ
を選ぶのがいいのかなと思います。私が1年間愛用してきたウゴービは、ゼップバウンドの登場によりあまり利用シーンはないのが残念ですが、おかげで30kg痩せられたのでとても感謝しています。開発してくれた製薬会社にありがとうと言いたいです。
アライ:内臓脂肪減少薬
さて、GLP-1は以上にして、次にアライを紹介します。
アライは、大正製薬が販売する内臓脂肪減少薬で、2024年4月に日本で発売されました。
有効成分はオルリスタット(60mg)で、世界ではもともと「ゼニカル」という医療用医薬品(120mg)として使用されてきた成分ですが、アライは薬局で購入できる「要指導医薬品」として市販されています。
これまで美容クリニックなどでしか入手できなかったオルリスタットが市販で買えるようになったということで、発売前から大きな注目を集めました。
作用のしくみは、GLP-1薬とはまったく異なります。食事に含まれる脂肪を分解する消化酵素「リパーゼ」の働きを阻害することで、食事由来の脂肪の吸収を約25〜30%抑制し、吸収されなかった脂肪をそのまま便として体外に排出します。
脳や膵臓には作用せず、あくまでも「食べた脂肪を吸収させにくくする」という性質の薬です。
服用方法は1日3回、食事中または食後1時間以内に服用します。脂肪の少ない食事や、食事を摂らなかった場合は服用不要です。購入にあたっては、腹囲が男性85cm以上・女性90cm以上であること、BMIが35未満であること、生活習慣の改善に取り組むことなどの条件があり、対面で薬剤師の確認を受ける必要があります。
一定の条件はあるものの、医療用医薬品ではなく、薬局で変えるOTCという点が非常に特徴的です。
しかし、実際に使用した際には、とても困った点がありました。それが油漏れ・脂肪便・放屁といった消化器系の副作用です。
薬の効果で吸収されなかった油が、そのままおしりから外に出てくるというわけです。
これが本当に厄介で、思ったよりめちゃくちゃ油が出てきます笑。あ、おならかな、と思ったら油が出てきた、、ということが何回もありました。。(汚い話ですみません)
私は普段リモートワークなので、すぐトイレに行ってパンツを洗えば軽い事故で済むんですが、これ普段外で働いていたらかなりヤバかっただろうな、というのは想像するだけで恐ろしいです。
十分な効果を感じる前に副作用が厳しくてやめてしまったのでもったいなかったですが、結構使い勝手には難ありなダイエット薬です。(個人の見解です)
フォシーガ(SGLT2阻害薬)
フォシーガは、アストラゼネカが製造・販売するSGLT2阻害薬で、有効成分はダパグリフロジンです。
こちらもGLP-1薬とは作用機序がまったく異なり、腎臓に働きかけて余分な糖を尿と一緒に体外へ排出することで血糖値を下げる薬です。
正式な適応症は2型糖尿病・1型糖尿病・慢性心不全・慢性腎臓病で、ダイエット目的での使用は適応外となるため自費診療で処方されます。
作用のしくみを少し詳しく説明すると、通常、腎臓の糸球体でいったん尿中に排出されたブドウ糖は、尿細管にあるSGLT2というタンパク質によって血液中に再吸収されます。
フォシーガはこのSGLT2の働きを選択的に阻害することで、ブドウ糖の再吸収を防ぎ、余分な糖をそのまま尿として排泄させます。
1日あたり約70〜80gの糖(約280〜320kcal相当)が尿から排出されるとされており、食事量を変えなくても糖質制限に近い効果が得られるのが特徴です。
また、インスリンの分泌に直接関与しないため、単独使用では低血糖が起こりにくいとされています。
服用方法は1日1回の経口投与で、糖尿病の治療では5mgから開始し、効果が不十分な場合は10mgに増量します。飲むタイミングは特に制限がありませんが、尿への糖排出が増えることでトイレが近くなる場合があるため、朝に服用するのが一般的です。
主な副作用としては、尿中の糖が増えることで雑菌が繁殖しやすくなるため、尿路感染症や性器感染症のリスクが上がる点が特徴的です。また、体重減少効果は1ヶ月あたり1〜2kg程度とされており、GLP-1薬と比べると緩やかな効き目です。
こちらも使用してみましたが、実際に体重の減少効果は感じました。ただ、糖を尿で排出するので、その分お腹が空きます。それでさらに糖分を摂取してしまうと意味がないので、そこに我慢が必要だなとは思いました。
そういう意味だと、GLP-1と併用するとかなりいいんじゃないかな、と思った次第です。


